伝説のJazz喫茶「ベイシー」に行って来たのでレポ。
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そこは、ただ音楽聴ける店じゃなかった・・!
今回は趣味の旅で立ち寄ったスポットのご紹介!
2年程前、数日かけて東北をまわりました。
岩手県の中尊寺金色堂〜仙台の松島あたりを中心に観光しました。
途中岩手県一関市で一泊しましたが、宿泊先のビジネスホテルの近くに何かないかと調べたところ、Jazz喫茶があることをネットで発見。
Jazz喫茶「ベイシー」です。
Jazz喫茶って??
生まれて初めてJazz喫茶というものに行ってみたのですが、
「そもそもJazz喫茶って?」
という疑問もあったので、改めて調べてみました。
もともと日本が発祥の文化のようですね。
1929年に生まれ、1960年代に広まったジャズを聴くための喫茶スペースのことで、生演奏が聴ける店ではなく、レコードをお店の高価なオーディオ機器で聴くことが主目的だとか。
お店によると思いますが、コーヒーやウイスキーなどを飲みながらジャズを聴く!というのが、当時はオーディオ機器も高かったでしょうし、手が届かない人には本場の音楽に触れられる環境だったのでしょう。
みじんこは1980年代生まれなので、かろうじてレコードは買ったことあります。
特に、父親はクラシック好きだったので、実家にはでっかいスピーカーとオーディオ機材があり、よくそこでいろんな音楽を聞いていたものです。
父親の聞いていたビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」とか・・。
お小遣い貯めて買った「交響組曲ドラゴンクエスト3」も聞きまくったな・・。
今もiphoneに入れて、たまに聞くんですけど、全く飽きませんね。
もう100回くらいは聞いています(笑
スピーカーも代替わりしました。
今はDALIというメーカーのスピーカーで、父親はすっかりおじいちゃんになりましたが、相変わらず書斎でコーヒー飲みながらクラシックを聞いています。
そんな環境で生まれ育ったので、なんとなくどういうものかはわかっていたのですが、ベイシーは予想をかなり超えました。
ベイシーは超有名店
お店の名前はカウント・ベイシーから取ったとのこと。
全国的に超がつくほど有名なJazz喫茶で、1970年代から営業をされています。
一関市は古い建物がたくさん残っており、歩いているだけで楽しいのですが、このベイシーも蔵をお店にしたそうです。
お店にはびっくりするぐらいレコードが並んでいます!
ズラーッと壁面一杯です!
みじんこは一部のアーティスト以外は完全にデータで持つことにしていますが、やっぱりここまで音楽一色の部屋は壮観そのもの!
何時間いても飽きません。
音楽好きな人なら、絶対こういうお店に行ったほうがいいですよ!
スピーカーはJBLのヴィンテージもの
見ての通り、超巨大です。
こんなスピーカー見たことないわ・・
ちょっと写真が見えにくくてすみません。
店内は全員音楽を真正面から楽しまれてるので、それを邪魔しないように数枚撮らせていただきました。
奥の方に大きいスピーカーが見えるでしょうか?
片方のスピーカーだけでソファ2個分くらいはあるかもしれません。
なんでも、JBLの社員や社長が音のチェックをしにお店まで足を運んだとか・・
凄すぎます。
有名人にもファンが多く、タモリが何度も来ていたり、渡辺貞夫さんのライブもこのお店でやるらしいです。
(写真撮るのを忘れましたが、確か、店内にライブ告知のポスターが貼ってありました。)
そして音。爆音です。
最近聴覚過敏気味なので、いま行って楽しめるかわかりませんが、とにかく耳で聴くというよりかは、「全身で体感する」という方が正しいと思います。
生々しいジャズ。こんな音聞いたことない!
って奥さんとふたりでテンション上がって、ウイスキー1杯飲んだら出るつもりが、2杯に。
少々長居してしまいました・・。
お店全体でかかってる曲を真剣に聴く。こんな空間、ここでしか味わえません。
生演奏だったら聴くのは当たり前ですけど、かかってるのはあくまでもレコードですからね。
でも、その真剣に聴くっていうのが、聴き方が多様化している昨今、逆に新しいのかな、なんて思いました。
私は関西に住んでいるので、旅行でたまたま立ち寄ったこと自体が本当に奇跡のようなものです。
まさに縁ですね。
このお店自体、開店する日、時間がまちまちだそうですので要注意ですね。
行ったからといって、絶対に入れるわけではないようです。
みじんこは運が良かったんですね。
でも、東京近郊にお住いの方であれば、新幹線使えば比較的行きやすい場所なのではないでしょうか?
是非とも行ってください。
はるばる行く価値、絶対にありますよ。
みじんこは3月寒い季節に行ったんですけど、東北は人も少なく、少しさみしい雰囲気でしたが、それが余計に旅情感を醸し出してて良かったです。
やっぱり旅って最高!
音楽への向き合い方を改めて考えた
家にホームシアター用のスピーカーがあるので、それを使ってもう少しきちんと音楽を聞きたくなりました。
どうしても通勤時などでイヤホンで聞くのは流し聴きになってしまいます。
Apple MusicやSpotifyなどのサブスクサービスも便利なんですけどね。
大人になってから、しっかり音楽に向き合うことがなくなっていることに気づきました。
小学生の時、父親の部屋で聞いたクラシックやビートルズを聞いた時のようなときめきをもう一度、味わいたい!
そう思います。
本当に大事なのって、音質でもメディアの形態でも流行ってるプレイリストでもなく、音楽に向かい合うその気持ちですよね!
ベイシー行ったことでそんな風に思いました。
ちなみにみじんこはボブ・ディランが震えるほど好きです(ジャズではありませんね・・)。
2008年にたまたまBSで聞いた「Like a Rolling Stone」を聞いて虜になりました。
最近はノーベル文学賞を受賞したのでそれでご存知の方も多いかと思います。
それからというもの、オリジナルアルバム全作ボックス買ったり、ブートレグシリーズ(海賊盤を公式販売するシリーズ)買ったり、ボブの音源を漁る毎日です・・。
6月に1975年のライブ音源がCDボックスセットで出るので、家のONKYOのスピーカーで聞いてみようかな、と思います!