【恐怖のブラック企業ネタ】IT企業社員なのに参議院選挙の仕事に駆り出された話
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みじんこのブラック企業ネタ!
ブラック企業に勤めてたころの話。
不動産営業を辞めて2社目のit企業に入社したとき、まだ24歳くらいでした。
仕事でなぜか選挙のお手伝いしちゃったことがあるので、今日はその話を書こうかと思います。
政治家との繋がりのある会社だった
まず、みじんこの転職に関することは以前の記事でも書きましたけど、ここは2社目のワンマン社長のブラックIT企業でした。
ITとか言うと聞こえはいいんですけど、そんなカッコいいものじゃなくて、人売り派遣、いわゆるIT土方ってやつですね。
そのころはそんな言葉なかったと思いますが、悲しいけど、土方っていう言葉がよく会いますね。
うちの社長は政治家の方とお付き合いがありまして、恐らくはその繋がりでお仕事受注したりしてたんだと思います。
細かいことは当時若かったので、あまり気にもしていませんでしたが。
人売り派遣しかしない会社
さっきも書きましたけど、人売りの会社なので、売れなかったら社内で仕事があるはずもなく、暇なんです。
(プライム案件の仕事?そんなものあったら土方なんていう言い方していません)
若者は経験がありません。当たり前ですね。
でも、この業界、経験がないのは「死」に等しいんです。
大抵(SES契約の場合)、人一人一ヶ月〇〇万円みたいに値付けされて売り飛ばされるんです。
で、発注する方は経験ないと教えなきゃいけないので、経験のない若者を嫌います。
経験ない→雇ってくれない→経験つかない→雇ってくれない
この無限ループです。恐ろしいですね。
自社で育てようにも一括受注案件がないとそれも無理。
(だから会社はある程度ありもしない経験を「ある」ってウソついて売り飛ばしてたらしいです・・)
経験ない若者を雇わないのって、将来の自分たちの首を絞めてるわけなんですけど、発注者は短期的にしか物事見ません。
だから、「経験ないやつなんて使えねー」となるわけです。
まぁビジネスですからね。
確かに経験ない若者ばっかりだと、体制なんて組めません。
ベテランは若者のフォローでやるべきことができないから、弱い体制だと大抵炎上します。
業界お得意のデスマーチが始まるわけです。
(納期がやばくても建築だと徹夜なんてできないですけど、ITは室内なのでいつまでも働けるように思われちゃうんです。非人間的な業界です)
みじんこもこの歳になってそれを言う側に周ってしまってるというこの現実。
あぁ恐ろしい・・。
このままでいいのか将来を色々考えちゃいますねー
上司からの指示
話がそれました。
そう。みじんこも24歳の若者だったので、社内で暇してたんですよ。
で、上司から声かかります。
「みじんこくん、来週、十三に小泉総理が来るから警備行ってね」
え!?
僕IT企業の社員ですけど!!(笑
どうやら衆議院選挙があり、小泉首相は候補の応援演説で来阪するとかで。
なんとまぁ!
しかも、とある宗教がバックについている政党のお手伝い。
時は2005年、いわゆる郵政選挙ですね。
警備自体は立ってるだけ
小泉首相の人気も絶頂だったのではないでしょうか。
当日行ったら、ものスゴイ人!!
でも、警備自体は立ってるだけ。
何回かおっちゃんから自転車置き場を聞かれたりしたんですけど、人ゴミ以外は楽なもんでした。
小泉首相の演説の内容は忘れましたが、兎にも角にも見に来てる人の相槌が多かったですね。
「そうだ!」
「小泉さん頑張れー!」
と絶叫するオバさん・・
若い子も結構いたのをよく覚えてます。
就職氷河期が終わって売り手市場になった今、考えるといろいろ複雑ですが、当時の熱狂っぷりは本当に凄かったです。
ポスター作成&電話攻撃
それ以外にも、選挙用ポスターに色々シール貼ったり、ビラを仕分けしたり。
あとは謎の名簿に従って電話で選挙のお願いしたりですね。
これビックリだったんですけど、電話先の人たちが優しく、「あー選挙ね。◯◯党に入れとくよ!」って言う人ばっかりでした。
選挙事務所の人たちもすっごい優しくしてくれたし、毎日定時に帰って一瞬ブラック企業に勤めてることを忘れそうでしたね(笑
当時を振り返って
でも、これって今考えると本当に公職選挙法に触れてなかったんですかねぇ・・
当時はなーんも考えてないただのアホだったんで、今思い返すと結構疑問です(笑
直接お金のやりとりは発生していないにしろ、会社と政治家間でシステム開発案件の便宜を図ったりしてたんでしょうか。
わかりません。
もう会社自体倒産したし、社長もその後どうなったかわからないので誰も咎められないんでしょうけど。
いろいろ変な会社でしたけど、選挙の舞台裏をのぞけたのは良い経験でした(笑
さいごに
この記事で何を読者に伝えたいかって?
そんなもん、アレですよ。
ブラック企業には面白いこともあるよ、こんな体験なかなかできないでしょ?
ってことです。
若者よ!時には文句言わずにやってみるのも面白いぞ!
というちょっととりとめのない記事になってしまいましたね。
それではまた〜