【00年代名作シネマ】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(ネタバレなし)
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【ネタバレなしです】
今更感たっぷりですが、やっぱり名作。
映画好きは絶対見ておいてほしい!
公開後しばらく経ってからだったと思います。
TSUTAYAで「クレヨンしんちゃん 嵐をよぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と共に借りた一本です。
ハタチ超えた男が借りるのはなかなかの恥ずかしさでしたが(笑
昨日、GWでうちに来ていた小2になる甥っ子がクレヨンしんちゃんの映画を見たがったので、久しぶりに見たんですけど、2回目でも十分楽しめる感動作。
今後も語り継がれるべき名作だと思ったのでご紹介します。
あらすじ
きれいなお姉さんの夢を見た翌日、突然、天正2年(1574年)にタイムスリップしてしまったしんちゃん。そこで、青空侍と呼ばれる又兵衛という侍の命を助けたしんちゃんは、春日城へ案内され、夢で見たお姉さんと会うことが叶う。お姉さんは、春日城の当主・康綱の娘で、大蔵井高虎なる大名と政略結婚させられることになっている廉姫。
クレヨンしんちゃんの映画で感動??
映画好きで、見まくってる人からすると、感動作として有名かもしれませんが、最近の若い方は知らないかも。
なんせ、話題になったのって15年以上前ですからね。
みじんこも大学生でした。
監督は「河童のクゥと夏休み」で有名な原恵一さん。というか、この2本の後に撮ったのが「河童のクゥと夏休み」なんですね(笑
この作品、全編トーンがゆっくりで、静かなんですよ。
とてもクレしん映画とは思えないくらい。
野原一家が戦国時代にタイムスリップし、幼馴染である姫さまと武将の恋物語。
又兵衛の人柄と姫さまの気品をちょっとした仕草や表情でしっかり描いてて、セリフがそこまで多くないのに、観てる側にきちんと伝わってくるんですよね。
普通タイムスリップシーンってゴテゴテなド派手演出やっちゃうところですけど、しんちゃんが瞼閉じるだけでタイムスリップ完了。
これ、手抜きじゃないですよ。
初めは「えらくあっさりタイムスリップしたな〜」と思っちゃいますけど、「この映画の静かなトーンにはこの演出があってるんだ」と見終わったら気づきます。
エキセントリックな映像は一切ありません。
基本的に野原一家は傍観者
主人公は井尻又兵衛&廉姫です。
しんちゃんはもちろん主人公なので二人に絡みはするものの、話を引っ張るのはあくまでも又兵衛と廉姫です。
なので、野原一家はコメディパートですね。
又兵衛&廉姫の「許されぬ禁断の恋」としんちゃんのコメディが良い緩急つけてます。
傍観者と言いましたが、最後のしんちゃんのセリフは「オトナ帝国」同様、ドキッとさせられます。
また、劇中中盤に出てくる「きんちょう」がラストを盛り上げる仕掛けになっていて、涙腺崩壊です。
ちなみに「きんちょう」が何かを改めて調べてみると・・こういうことのようです。
近世、誓いの印として、金属製の物を打ち合わせたこと。武士は刀の刃または鍔(つば)、女子は鏡などを打ち合わせた。かねうち。
※ちなみに実写化もされました。「BALLAD 名もなき恋のうた」こちらは見ておりません。
一緒に見た甥っ子の反応
約90分見終わって・・。
みじんこは「やっぱり最高!」とウルウル来てたんですけど、甥っ子に
「どうだった?」と聞いて見たら・・
「ロボとーちゃんの方が面白いよ!」
・・・マジですか(笑
小2だから無理もないか。
最初に書いたように、野原一家は傍観者。
主役はあくまでも又兵衛&廉姫なのだから無理もないですね。
甥っ子は「いつもの」しんちゃんが見たかったようです。
もう少し、小学校高学年くらいになれば良さがわかるかなぁ。
(事実、うちの奥様は泣いてましたし)
最後に
甥っ子には悪いことしましたが、
「オトナ帝国の逆襲」はモロに大人向け(あれはひろしが実質の主人公)だし、この2作は正統派しんちゃん映画とは言えないんでしょうね。
だってギャグ映画じゃないですから。
クレヨンしんちゃんのガチファンは認めないのかもしれないですね。
でも、映画好きは一見の価値ありますよ。
歴史に残る一本だと思います。
ちなみにこの記事を書いた2019年5月現在はamazonプライムビデオにあるので、ぜひ見ていただけると嬉しいです!