【ネタバレ少しあり】エキスポIMAXでノーラン最新作テネット観た。
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先日、遅ればせながらやっとテネットを観てきました。
かるーく感想書きます。
あまりネタバレしてるつもりではないですが、気になる人は見ないでください。
ざっくりした感想
ノーラン史上最難関と言われているこのテネット。覚悟して臨んだもののやっぱりめっちゃ難しかったです。
半分は理解できたと思います。
でも、序盤が特に駆け足で、登場人物の背景もほとんど説明がないまま主人公が奔走する展開に。ノーランの映画って、「この映画のルール」を説明するシーンがインセプションやインターステラーにはあり、今回もあるっちゃあるんだけど、自分がアホなのか、スッと入ってこず。
駆け足なのも相まって、あまり感情移入できないままラストまで突っ走る感じに。
背景が明かされないのはある意味計算通り(特にラストのロバート・パティンソンの正体)なんだろうけど、インセプションやインターステラーにあった、「難解さ」と「エモーショナルな展開」を期待していたのですが、前者だけが強調されている感があり、決して「見やすい」映画ではなかったです。
(インターステラーやインセプションを「見やすい」と感じるのもまた違う気がしますが 笑)
悪い意味でドライな映画。
大学生の時に見た第2作「メメント」を思い出しました。
脳みそフル回転させながら観る感じ・・。
もちろん、関西のIMAXでは最上級であるエキスポシティのIMAXで見てきたので、そのクオリティはお墨付き。
流石にエキスポIMAも何度も行ってるので慣れてきましたが、やっぱりIMAXフィルムで撮影したシーンは解像度が全く違い、没入感が違います。
これに慣れると他の映画館に行けなくなる 笑
ハリウッド大作としてのテネット
異質。
最近はみなさんご存知のように、製作される大作は原作があったり、スターウォーズのような続編だったり、往年の大作リメイクだったり、MCUのようにアメコミ映画だったり。
原作も何もないオリジナル脚本で、しかも極力CGを使わないのはノーランならでは(ダークナイト3部作を除く)
しかも、「誰も見たことのない映像体験」というようなコピーって、90年代までは良くあったのですが、マトリックスあたりを最後にCGが発達したことで「どこかで見たような」映像ばかりだったのですが、今回はすごい。
順再生と逆再生を混ぜながら見せるなんて、こんな発想はなかったし、きちんと見たことのない映像が脚本と連動しているので、いい意味で「往年の大量に金をつぎ込んだバカバカしいハリウッド映画感」を久しぶりに感じました。
「え?これどうやって撮影してるの??」っていう。
こんなことを考えながら見てるから、話の理解が追いつかなかったのもありますね 笑
ノーラン映画としてのテネット
毎作、一筋縄ではいかない難解な映画を撮りつづけているクリストファー・ノーランですが、今回で難解さは頂点を極めた感がありますね。
ダークナイト、インセプション、インターステラーをこの数カ月で見直しましたが、ダントツややこしい。
次作何撮ってくれるのか。
個人的には仕掛けは少しお腹いっぱいなので、ダークナイト路線の人の根源に迫るようなダークな人間ドラマが見たいですね。
ところで、「メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場」という本ですが、限定3000部か何かだそうで、すでにどこも完売、価格も高騰しているとか。最近の映画でメイキングが気になるものはほとんどないけど、ノーラン映画はやっぱりみんな気になるんですね。
欲しいけど、数万円は出せないなぁ。
パンフレットなら安いけど。
上映終了までにもう一回見に行っておくかぁ。